CBDの世界

CBDの歴史と効能

 

CBDとは

大麻草の樹脂の中にできる天然の化合物をカンナビジオール(CBD)。
100種類以上ある植物性カンナビノイドの一種であり、いわゆる「ハイ」にならないのが特徴です。

 

歴史

大麻草には薬として長い歴史があります。
2700年前の中国ではシャーマンが薬事利用していた痕跡が発見。
「ハイ」にならないCBDの歴史は1940年代、アメリカの科学者がCBD単体の抽出に成功したことから始まり、CBDオイルの流通はイギリスで広まりました。
そして2013年のアメリカで奇跡のような映像が放送されたのです。
そのドキュメンタリー番組では一人の少女がCBDによって救われています。彼女は一週間に300回もの発作が出ていましたが、週に0~1回と激減。CBDが彼女の人生を間違いなく救いました。
この映像がきっかけでアメリカをはじめ海外ではCBDブームが起こり、近頃では日本でもよく耳にするものになりました。
アメリカのFDA(アメリカ食品医療局)にてCBDを主成分とする医薬品エピディオレックスを承認したことや、WHO、WADA(アンチドーピング機構)も効能を認めており、今もCBD市場は拡大を続けています。

 

効能

医薬品としての接種も可能ですが、まだまだ高価なものです。現在はオイルとしての摂取がメジャーです。
古くから大麻草は医療目的で使われてきており、効能としては以下のものがあります。
自己免疫疾患(炎症、リウマチ性関節炎など)
神経疾患(アルツハイマー病、認知症、パーキンソン病、多発性硬化症、てんかん、ハンチントン病、脳卒中、外傷性脳損傷など)
メタボリック症候群(糖尿病、肥満など)
神経精神病(自閉症、ADHD、PTSD、アルコール依存症など)
消化管疾患(大腸炎、クローン病など)
心血管機能障害(アテローム性動脈硬化症、不整脈など)
皮膚疾患(にきび、皮膚炎、疥癬など)

このように幅広い効能を持っています。
万能薬と呼ばれる秘密はエンドカンナビノイドにあるのです。

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自己免疫疾患(炎症、炎症から来る糖尿病等)

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初期膵炎の糖尿病のマウスを使った実験が行われました。膵炎は免疫細胞がランゲルハンス島(膵臓内部のインスリンを分泌する細胞)を破壊することにより糖尿病の原因となることがあります。
そこでCBDをこのマウスに使用したところ、CBDを治療に用いなかったマウスに比べて糖尿病が改善しました。さらに免疫細胞の活動も抑制されて炎症の軽減が認められました。

メタボリック症候群(肥満など)

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脂肪には大きく分けて白色脂肪(悪い脂肪)と褐色脂肪(良い脂肪)の2種類があり、白色脂肪は身体がカロリーを燃焼するために必要な褐色脂肪に変換できると言われています。
健康な人は肥満の人よりも褐色脂肪が多い傾向があり、白色脂肪は心臓病や糖尿病などの多くの慢性疾患のリスクを高めます。
CBDは「悪い」脂肪細胞を「良い」脂肪細胞に変換するだけでなく、脂肪をより効率的に分解します。

皮膚疾患(にきび、皮膚炎、疥癬など)

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イタリアで行われた2019年の研究では、 乾癬やアトピー性皮膚炎で傷跡に悩む20人の被験者が、 CBDクリームを1日2回、3ヶ月にわたって塗り続けました。
治験が終わってからの皮膚の状態・写真データ・臨床アンケートにより、肌湿度・弾力性が以前より大幅に改善されたことがわかり、 被験者の生活の質も向上したのです。ニキビ跡にもCBDオイルはメリットがあることを指し示しています。

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エンドカンナビノイド

 

エンドカンナビノイドとは

体内には、地球上で生きていくために本来備わっている身体調節機能があります。
それがECS(エンド・カンナビノイド・システム)なのです。
ECSは、食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などの機能をもち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。
ECSの働きに不具合が出るということは病気になるということ。
つまりECSの働きを調整できればすべての病気を治療できる可能性があるのです。

 

エンドカンナビノイドと希望

近年になって、国際カンナビノイド研究協会と関連のある科学者たちによって、CBD 明らかにされています。
たとえば、サンフランシスコにあるカリフォルニア・パシフィック・メディカルセンターのショーン・マカリスター博士のチームが行った基礎研究では、CBDが数種類の浸潤性がんの特効薬になりうるとしています。
浸潤性がんと関係するID-1 という遺伝子の働きを下方制御することによって乳がん細胞を破壊すると報告しています。
したがって ID-1 の働きを止めることは、がん治療のための戦略となり得るのです。

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